最新SNSトラブル事例&事前・事後対策

実は昨今、SNS関連の消費生活相談件数は5万件を超え、過去最多を更新中です。
なかでも若年層のSNSトラブルが多く、20〜24歳が最も多いと、消費者庁は発表しています。

そこで今回は、若年層のSNSトラブルにまつわる最新事例、事前・事後対策を説明します。

目次

SNSトラブルは、過去最多の5万件超

消費者庁が公表した『令和4年版 消費者白書』によると、SNS(交流サイト)がきっかけの相談が5万406件も寄せられたそうです。下図のように、SNSトラブルは年々増えており、過去最多の相談件数を記録しました。

画像引用元『令和4年版 消費者白書』
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_research/white_paper/assets/2022_whitepaper_summary.pdf

注目すべきは20代の相談件数で、5万406件のうち1万1,264件を占めています。
とりわけ20〜24歳、要するに大学生や新社会人くらいの年齢で、トラブルが多発しているのが現状です。

最新のSNSトラブル事例

総務省の『インターネットトラブル事例集(2022年版)(https://www.soumu.go.jp/main_content/000707803.pdf)』によると、LINEのようなコミュニケーションツールでのトラブルは、大きく「グループトークでの誤送信」「異性との顔写真の交換」「心を許した相手からの呼び出し」の3つあります。

1.グループトークでの誤送信

よくあるのは、グループトークで間違えて送信してしまうパターンです。
たとえば特定の友達に向けて、「○○って、性格ヤバくない?」と送ったつもりが、グループトークに送ってしまったようなことが挙げられます。結果として恨みや反感を買って、仲間外れにされるケースが少なくありません。

2.異性との顔写真の交換

異性からの「お互いに自分の顔写真を送り合おう」といった提案に、安易に応じてしまうと、そのあとにトラブルになりやすいです。相手の性格が極端に悪いときは、「あそこの写真を送らないと、ネット上に写真をバラまくぞ」と、脅されることもあります。もちろん、絶対に自分の顔写真を見せてはいけないわけではありませんが、リスクがあるということです。

3.心を許した相手からの呼び出し

心の支えになってくれる人から呼び出されると、つい出向いてしまいがちです。しかし実際には、いつも相手の話に耳を傾ける「優しい人」を演じていて、その裏には下心があるケースも存在します。ただ、純粋な気持ちで遊びに誘っている人もいますので、「すべての誘いを断れ」というわけではありません。

SNSトラブル回避の事前対策

SNSトラブルを事前に回避する対策としては、「個人情報は送らない」「悪口や誹謗中傷は書き込まない」「嘘・デマ・うわさを流さない」の3つの取り組みが挙げられます。

1.住所など、個人情報を送らない

たとえ信頼できそうな方であっても、SNS上での知り合いに個人情報を送ることは基本的にやめておきましょう。ここでいう個人情報とは、あなたの「写真」や「住所を特定できるような情報」です。デジタルタトゥーと言われるように、インターネット上のデータは半永久的に残ります。

2.悪口や誹謗中傷は書き込まない

相手がいないところで、悪口や誹謗中傷を書き込むというのは、のちのち大きなトラブルに発展しかねません。もし送ろうとしているメッセージが、相手に面と向かって言えないようなものであれば、送信しないことをおすすめします。文章で相手の短所を指摘することは、大人でも難しく、口頭で伝えるより何倍も、相手を傷つけてしまう可能性があるので要注意です。

3.嘘・デマ・うわさを流さない

話を盛りたくなって嘘の情報を書き込んだり、嫉妬ゆえにデマや変なうわさを流したりするのも、やめておくのが賢明です。きちんと根拠のある情報だけ送るようにすれば、トラブルも起こりづらくなります。もし変なうわさ話が回ってきたら、自分のところで止めておき、なるべく関わらないのが無難です。

SNSトラブルの事後対策

SNSトラブルが発生してしまった際の事後対策としては、「専門の相談窓口に連絡する」「警察に相談する」「弁護士に相談する」の3つの取り組みが挙げられます。

1.専門の相談窓口に連絡する

トラブルの内容にあわせて、下記の専門相談窓口へ問い合わせしましょう。

違法・有害情報相談センター(総務省)
まもろうよ こころ(厚生労働省)
日本いのちの電話連盟(一般社団法人)

ほかにも、「こころの健康相談統一ダイヤル」「チャイルドライン」「いじめ相談の窓口」など、たくさんの相談窓口があります。

2.警察に相談する

「これって犯罪行為では?」と思ったら、勇気を出して、警察に相談することも大切です。緊急事態なら「110番通報する」、じっくり話を聞いてもらいたいなら「最寄りの警察署に行く」という2つの方法があります。警察官に話を聞いてもらうだけでも、心はずいぶん軽くなるでしょう。

3.弁護士に相談する

慰謝料や損害賠償金が発生するような、大きなSNSトラブルの場合は、弁護士へ相談しましょう。
顧問弁護士がいる個人は少ないと思いますので、まずは法的トラブル解決の総合案内所である法テラスへ相談してみてはいかがでしょうか。

法テラス公式ホームページ

まとめ

SNSトラブルは今後も増加するでしょう。トラブルの回避策である「個人情報は送らない」「悪口や誹謗中傷は書き込まない」「嘘・デマ・うわさを流さない」の3つを心がけ、SNSトラブルに巻き込まれないようにしましょう。

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